創業融資における「公庫融資」は、女性や若者シニア世代の小さな起業に最適。その理由とは?

創業融資をする

こんにちは行政書士で創業支援アドバイザーのセイケです。

さて前回は創業融資における日本政策金融公庫の「新創業融資制度」(以下「公庫融資」)において、申し込むにあたってクリアすべき3つのハードルについてお話ししました。

今回は、タイトルにもあるように女性や若者が起業するうえで公庫融資はいろいろなメリットがあるという話をしたいと思います。

日本公庫では、創業希望者であれば基本誰からでも公庫融資の申し込みを受け付けていますが、なかでもこんな人にはとくに起業してもらいたいので、お金を借りてほしいという希望を持っています。

それはズバリ「女性」「若者」そして「シニア世代」の方です。

この方々については公庫では積極的にお金を貸そうとしているのです。それはいったいなぜでしょうか?

政府は女性、若者、シニア世代を「将来の起業家」として求めている!

まず日本政策金融公庫というのは、平成20年10月に民営化されて今は「株式会社日本政策金融公庫」という名称で活動していますが、国が100%出資している「政府系金融機関」という一面を持っています。

そのため、公庫では政府が全額または一部出資したお金を元に政府の金融政策に沿った形で融資が行われています。つまり、公庫は政府が打ち出した金融政策にのっとってお金を貸しているのですね。

そして今は、安倍政権が打ち出している金融経済政策、通称 「アベノミクス」において、中小企業及び小規模事業者の数を「欧米並み」の水準にすることを目標に掲げています

これによって政策金融である公庫融資では、多くの起業家に対して門戸を開くことで積極的に開業者を増やしたいという狙いがあって多くの起業家にお金を借りてもらおうとしているのです。

その中でも女性と若者、そしてシニア世代の方々についてはこれからの時代において起業家として日本の将来を担うべき存在であるという期待を持っているのです。

さらにいえばこれらの方々の中には経済的な理由から起業家になりたくてもなれないといった事情で、起業家になることをあきらめている方も多いのではないかという考えから、とくに優遇しているという一面もあるのです。

女性、若者、シニア世代が優遇されているポイントとは?

このように女性と若者とシニア世代というのは、これから起業家として大きな期待を寄せられていることが分かりました。では具体的にはどのように優遇されているのでしょうか?

それは次のような点にあります。

(1)独自の融資制度の実施

女性、若者、シニア世代の方々については、一般の人とは違って融資にあたり特別な枠組みが設けられています。

その名も「女性、若者 / シニア起業家資金」です。

このようにこうした方々に対してわざわざ特別な枠組みを作っていることからも政府の期待の大きさがうかがえると思います。

もちろん一般の方に比べていろんな面で優遇されていることはいうまでもありません。

(2)限度額の引き上げ

通常多くの起業家が利用する「新創業融資制度」では、借入金の限度額は3000万円(うち運転資金は1500万円)であるのに対して「女性、若者 / シニア起業家資金」の場合、限度額は7200万円(うち運転資金は4800万円)まで借りることができます。

実際はこれだけ多くの資金を必要とすることはないと思いますが、こういう点においても優遇されています。

(3)金利の優遇

やはりこれが一番大きいかと思います。

通常多くの起業家が利用する「新創業融資制度」は、無担保・無保証人でお金が借りられるというメリットがある反面「金利が若干高い」というデメリットもあります。

これはやはり担保となるものが何もないことからある意味仕方ないこととは思いますが、この「女性、若者 / シニア起業家資金」の場合、条件によっては新創業融資制度で借りるよりも低金利でお金を借りることができます

たとえば1000万円の借り入れだともし年利が0.5%安くなれば、年間5万円分返済額を安くすることができます。これは大きいですね。

詳しい金利は条件によって異なりますので、公庫のHPあるいは相談窓口でお確かめください。

この制度を利用される場合の条件とは?

この「女性、若者 / シニア起業家資金」で事業資金を借りようとする場合は、次のような条件があります。

女性または35歳未満か55歳以上の方であって、 新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方

つまり、ここでも新創業融資制度とは違って、事業開始後おおむね7年以内までは利用O.Kとなっており、この点でも利用条件は大きく緩和されています。

いずれにしても女性であれば、年齢にかかわらずこの制度を利用できますので、女性の方は利用しない手はないと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?こうした優遇された制度を使える女性や若者、シニア世代の方はうらやましいですね。

もちろん優遇されているからといって融資審査はきちんと行われますので、その辺は勘違いしないでしっかり準備をしたうえで申し込んでほしいと思います。

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